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「As Is To Be」「SMARTモデル」を用いたKPI設計

REPではクライアントの限られた資源の中で最適な提案をさせていただくためにまず「As Is」「To Be」で現状を正しく把握し、理想とのギャップを把握することで、取り組むべき課題を明確にしたうえで、「SMART」モデルを用いた目標設定を行っています。

「As Is」「To Be」とは

「As Is」

「As Is」は「現在の状態」を表します。
状態を表す指標は、考察対象によって異なります。売上、コスト、納期、人数などの定量的な指標から、働きやすさ、風土、メンバーの気持ちなどの定性指標まで設定可能です。

「To Be」

「To Be」は「理想の状態」を表します。
指標は「As Is」同様、定量的なものも、定性的なものも設定可能です。考える対象のテーマを明らかにし、ギャップの明確にするためにも、「As Is」と「To Be」の指標は揃えます。

SMARTモデルとは

①Specific(具体的に)

誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現をしているか?

②Measurable(測定可能な)

目標の達成度合いを判断できるよう、内容が定量化ししているか?

③Achievable(達成可能な)

希望や願望ではなく、その目標が達成可能な現実的内容か?

④Related(関連した)

部署や会社の成果に直結している目標に関連する内容か?

⑤Time-bound(期限を定めた)

いつまでに目標を達成するか?

設定例

as is (現在の姿) to be (あるべき姿)
管理する人材不足 自動管理されている
SMART
Specific(具体的な) 管理システム(CMS)を導入しオートメーション化する
Measurable(測定可能な) 作業時間月30時間を1/2(15時間)に短縮する
Achievable(実現可能な) 現状所有するアセットにAI機能を入れることで実現可能
Related(関連した) 自動化することで他業務へのリソースが確保できる
Time-bound(期限を定めた) 6か月後から運用可能

上記はあくまで例ですが、
月の運用コスト30時間(30万円(時単価1万円だと仮定))×12か月=年300万円を150万円にする目標なので、「システム導入により年150万円コスト削減」というKPI設定になります。

RYO

UX/UI デザイナー

岐阜大学 非常勤講師/日本工学院専門学校 非常勤講師

心理学・認知バイアスを基に顧客インサイトの掌握+データドリブンでマーケティングからUX/UI設計、マークアップまで幅広く手掛けております。